事故が起きたらお金が増える?事故時諸費用特約活用のススメBlog
台風10号が九州にかなり近づいてきており、暴風域に入っている地域も多いですね。過去最強クラスの台風ということで九州ではかなりの警戒態勢に入っていると思います。
九州の方はお気をつけてお過ごし下さい。
こんな時、不動産投資家としてつい気になってしまうのは、保有物件への被害。
特に今回のような大きな台風ですと、私のような築古木造の物件を保有していると何かしらの被害が出る可能性がかなり大きいです。
今回は不動産投資に必須の火災保険、特にその中でも付けておいた方がよい事故時諸費用特約(臨時費用特約とも言います)についてお話ししていきます。
災害発生事のコストは?
台風で物件に破損があった場合、当然その箇所の修繕費が発生します。
しかし、場合によってはそれ以外にも諸費用が発生することがあるのはご存じですか?
それは、入居者に対する補償です。
例えば、今回のような大規模な台風の場合、修繕してくれる職人さんは、引く手あまたで中々手配することができません。
場合によっては修繕完了まで1カ月以上かかることもあります。
物件への被害状況にもよりますが、その期間中入居者の方にホテルを手配したり、家賃を減額したりと費用負担が発生したりすることがあります。
そんな時に頼りになるのが事故時諸費用特約です!!
事故時諸費用特約とは?
事故時諸費用特約とは、事故発生時の見舞金のようなもので、保険金額の10%~30%(保険会社によって異なる)が貰える特約です。
例えば保険金が100万で30%の特約に加入していれば、30万を追加で貰えます。この金額は上述したホテル代や家賃の減額分の補填として使うことができます。
もちろんこれは特約ですので、追加で保険料も必要となりますし、加入してもしなくてもどちらでもOKです。
ただ、保険料は大した金額ではありませんし、個人的には加入した方がメリットは大きいと思います。
そしてここが重要なのですが、事故発生時に諸費用の負担がゼロだったとしても、この事故時諸費用特約は貰えるということです。
以下は昨年(2019年)の台風15号の際の私が受け取った保険金です。
階段の手すりが落ちてしまって、非常に危険な状態となっていました。
保険金53万に対して、事故時諸費用特約16万程受け取っていますが、この事故では諸経費は全く発生せず、この16万はまるまる自分のものです。
しかも、手すりはピカピカの新しいものになっていますから、不謹慎ですが、得した気分になります。
まとめ
・事故時諸費用特約は諸費用の負担がゼロでもそのまま貰える
・保険料に比して特約のメリットが大きいので、可能ならば加入しておいた方がオトクかも!?
自身の物件の保険証を確認して、この特約が付されてない場合は、次回の更新時に検討してみてはいかがでしょうか?
ちなみに私が保有するすべての物件でこの特約を付しています。
そして、次回は税理士らしく保険金を受け取った時の税金がどうなるか?についてのブログを書きたいと思います。
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